- 声優に向いている人っているの?
- 声優に向いている人の特徴ってどういったもの?
- 自分が声優に向いているなら声優を目指したい
声優という職業に興味はあるけど、「自分には向いてないかも?」と行動に移せない人は多いです。
声優のchikamichiと申します!
僕も声優志望だったころ、「自分に声優は向いてないのでは」と思っていました。
それでもやってみたい気持ちが勝って、声優を目指し始めました。
このような悩みは声優志望者なら誰でも抱くことでしょう。
そこでこの記事では、声優になる素質があるかどうかを自己判断できるように声優に向いている性格や特徴をまとめて紹介していきます。
- 声優に向いている性格や特徴は存在する
- 声優に向いている特徴まとめ30選
- あなたの才能を発揮するなら専門学校・養成所がオススメ
この記事を読めば、あなたがもっている声優の素質を発見し、育てる手順が分かります。
- 声優に向いている性格や特徴は存在する
- 声優に向いている特徴まとめ30選
- 1.日常的に声が大きい
- 2.声が通りやすい
- 3.耳が良い
- 4.コミュニケーションをとるのが好き
- 5.あいさつを普段からよくする
- 6.表情が明るい
- 7.趣味が多い
- 8.声優に詳しい(例:声優の○○さん)
- 9.アニメ・漫画に詳しい
- 10.映画好き
- 11.舞台演劇を観る習慣がある
- 12.運動が好き(運動部・スポーツの習い事)
- 13.読書が趣味
- 14.国語の授業が好き
- 15.毎日継続していることがある
- 16.物事を途中で投げ出さない
- 17.自己投資ができる
- 18.メンタルが強い
- 19.目立つのが好き
- 20.負けず嫌い
- 21.涙もろい
- 22.緊張しにくい
- 23.喋るペースがゆっくり
- 24.話す相手ごとに喋りかたが変わる
- 25.想像・妄想することが好き
- 26.作品にツッコミをいれてしまう
- 27.エネルギーにあふれるタイプ
- 28.ズル休みしたことがない
- 29.規則正しい生活をしている
- 30.風邪などの病気にかかりにくい
- 声優に向いている特徴に多く当てはまった方は伸びしろがたっぷり
声優に向いている性格や特徴は存在する
先に結論から述べると、声優に向いている性格や特徴はズバリ存在します。
なぜなら僕が声優志望者のころや事務所に所属して声優になってからでも、レッスンや現場で、
と思うことが多々あったからです。
なので、声優に向いている人は存在すると断言して間違いありません。
(注:この記事での「声優に向いている」とは、演技力を伸ばす際に役立つスキルや声優という職業に就くうえで有利なスキルを身に着けているといった意味です)
しかし、そういった性格や特徴はそれまでの人生の経験で培ったものが多いので、マネしようにも短期間では身につきにくいです。
なのでこれから挙げる性格や特徴に当てはまる人は、声優を目指すうえで自分の強力な武器になるので、大事にその才能を伸ばしてあげましょう。
声優に向いている特徴まとめ30選
声優に向いている人の特徴をドーンと30個挙げていきます。
これは僕自身に備わっていて役立ったものや同業者のこういった性格や特徴って良いよねといった基準で選びました。
多く当てはまるほど声優に向いている人材だといえるでしょう。
といっても「全然当てはまらないから自分は声優になれないんだ」と悲観する必要はありません。
なんてたって、僕自身もそんなに多くの特徴に当てはまっていないので…。
そんな僕でも声優として活動しているわけですし、あくまで声優を目指すうえで有利になる要素くらいに考えてください。
絶対に声優になれる要素や当てはまらないと声優になれない要素ではありませんので、一喜一憂し過ぎないようにしましょう。
朝の占いコーナーぐらいの軽い気持ちで見ることを推奨します。
しかし、声優の基礎練習や演技の練習をする際に短期間でコツをつかむなどの手助けになることは間違いなしです。
それでは、先に声優に向いている方の特徴を一気に紹介します。
- 日常的に声が大きい
- 声が通りやすい
- 耳が良い
- コミュニケーションをとるのが好き
- あいさつを普段からよくする
- 表情が明るい
- 趣味が多い
- 声優に詳しい(例:声優の○○さん)
- アニメ・漫画に詳しい
- 映画好き
- 舞台演劇を観る習慣がある
- 運動が好き(運動部・習い事)
- 読書が趣味
- 国語の授業が好き
- 毎日継続していることがある
- 物事を途中で投げ出さない
- 自己投資ができる
- メンタルが強い
- 目立つのが好き
- 負けず嫌い
- 涙もろい
- 緊張しにくい
- 喋るペースがゆっくり
- 話す相手ごとに喋りかたが変わる
- 想像・妄想することが好き
- 作品にツッコミをいれてしまう
- エネルギーにあふれるタイプ
- ズル休みしたことがない
- 規則正しい生活をしている
- 風邪などの病気にかかりにくい
リストを見ただけでは「どういうこと?」と感じる項目もあると思いますので、それぞれの特徴がどういった理由で役立つかをひとつずつ解説していきます。
1.日常的に声が大きい
声優を目指すなら大きな声が出せる必要があります。
なぜなら、声量が足りないと音が不明瞭になったり、パワーのない演技になってしまうからです。
セリフや原稿を読んだ後に「もう少し大きな声で」と言われてしまう声優初心者は本当に多いです。
というかほとんどの方が通る道でしょう。
普段から大きな声で話している方は、すでにある程度の声量が出せる土台が仕上がっているので声優に向いているといえます。
2.声が通りやすい
聞きやすい通った声は声優を目指すうえで必須です。
とくに声優は表情やジェスチャーでの表現ができないので、セリフにかける割合が高くなります。
(というか、セリフの表現のみで演技をみせていく必要があります)
その際に、どれだけ演技力があっても人に伝わらない方法では成立しません。
なので、セリフが不明瞭で聞き取りにくいのは大問題となります。
聞き取りやすい「通る声」を手に入れることは声優になるうえで必ずクリアすべき事柄なのです。
飲食店などで店員さんを呼ぶときなどにすぐ気づいてもらえる方は、すでに聞き取りやすい明瞭な発声がある程度できているので声優に向いているでしょう。
3.耳が良い
声優の技術を効率的に伸ばしていくには耳も鍛える必要があります。
「耳の良い人は上達が早い」とよく言いますが、これは日本語のアクセントや演技の分析には耳で聞いて、音で判断することが有効だからです。
とくに地方在住で、方言や訛りを直さなければいけない方は「耳が良い」ことで早く標準語で話せるようになります。
なので、楽器などを習っていて、「耳が良いね」と褒められた経験がある方は短期間で声優の技術が上達しやすいです。
4.コミュニケーションをとるのが好き
コミュニケーション能力は声優業界でも本当に役に立つスキルです。
そもそも、「演技=コミュニケーション」といっても過言ありません。
なので、コミュニケーション能力の高さは演技の上手さに直結します。
それ以外にも共演する声優や事務所のマネジャー・スタッフ、作品の制作陣との意思疎通は絶対に必要になってきます。
声優が携わる仕事に自分ひとりで完結できるものは存在しません。
普段から「人と話すことが好きな方」や「たくさんの人と交流している方」はコミュニケーション能力が高いので声優に向いているといえるでしょう。
5.あいさつを普段からよくする
あいさつは声優業界でも必須です。
業界内では「おはようございます」、「よろしくお願いします」といったあいさつを必ずおこないます。
そして声優のあいさつは「声の名刺」でもあります。
短いあいさつだとしても、あなたがどういった声質でどういう人柄・雰囲気なのかを相手に伝えるチャンスなのです。
そこから新たな仕事に繋がるなんてことは珍しい話ではありません。
しかし、普段からあいさつをする習慣がないと案外むずかしく感じてしまいます。
あいさつが苦手という方は結構多いのです。
「自分もあいさつとか苦手なんだよね」と感じている方は、家族や友人など親しい人からで良いので、少しずつあいさつの習慣をつけていった方が絶対にお得ですよ。
あいさつを日常的におこなっている方は、あいさつで好印象をもってもらえるチャンスが広がります。
6.表情が明るい
表情が明るいことで、あなたの魅力は底上げされます。
誰だってニコニコしている人と仕事がしたいものですよね。
クライアント側も声優側も、愛想のない人とわざわざ仕事したいとは思いません。
とくに声優は依頼される側ですから、好印象を与えることが仕事獲得に直結します。
そのためにも、表情が明るいことは大切な要素になるでしょう。
表情が明るいのはコミュニケーション能力の助け以外にも、演技をするうえでも感情が乗りやすくなる効果があります。
普段から表情が明るい方、表情が豊かな方は声優に向いているでしょう。
7.趣味が多い
「趣味が多い」ことは声優を目指すうえでプラスに働きます。
もう少し噛み砕いて説明すると、趣味が多い方は何にでも好奇心旺盛にトライする傾向が強いからです。
演技力を上げるコツとして「何事にでも興味をもってみる」ということが挙げられます。
自分の役をより深く知る、相手の役をより深く知る、作品世界をより深く知る・・
こういった作業は演技力を上げるために必須です。
しかし、「これってどういうことだろう?調べてみるか」と興味を抱いて深掘りする習慣がなければなかなか身につきません。
趣味が多い方は普段から周りにアンテナを張っているタイプが多いので、演技においても、興味をもつことが得意だといえます。
8.声優に詳しい(例:声優の○○さん)
声優に詳しいことは声優を目指すうえでとても大事なことです。
たとえば「宇宙飛行士を夢見ているけど、宇宙飛行士をひとりも知らないという人」って本気度が低く感じませんか?
本気で目指すなら、日本人宇宙飛行士の経歴を調べて、その方がどういった方法で宇宙飛行士になったのかを知っていたほうが、自分の目指す進路も明確になりますよね。
声優になりたいけど、声優をひとりも知らないという方は「声優になるための大きなヒント」を完全に無視していてもったいないです。
なので、声優に詳しいことは、それだけであなたの武器になります。
現時点で「声優にそれほど詳しくないな」と思っている方は、アニメや吹替映画を観た時に「この役の声優は誰なんだろう?」と調べる習慣をもった方が絶対に良いですよ。
欲をいえば、「この役の声優はどこの声優事務所の人間なのか?」や「どういったルートでプロの声優になったのか?」まで深掘りできるようになると、なお良いです。
9.アニメ・漫画に詳しい
アニメ声優を目指す方はアニメやその原作になる漫画や小説などの知識があると良いです。
アニメや漫画にはジャンルやお約束といったものがあります。
そういったものが感覚的につかめると演技の方向性が定まりやすくなるからです。
ベタなのでいうと、「登校中に食パンをくわえて走っていたらどうなるか?」なんて、アニメや漫画を読んだことがある人間なら誰でも分かりますよね。
こういったお約束や、ジャンル特有の雰囲気なんかはアニメの現場では結構大事になってきます。
といってもアニメ声優になりたい方で、アニメを観たことがない方は確実にいないでしょう。
しかし、観るジャンルが偏っている方は結構多いです。
自分の好きなジャンルばかり見がちになってしまうのはあるあるです。
なので、たとえば恋愛ものを全く観ないという方は、あえて恋愛ものの作品を観る機会をつくってみてください。
単純なことですが、自分の守備範囲が広がって、良い勉強になりますよ。
10.映画好き
映画は、映画特有の雰囲気や題材選びがされているので、いろいろな作品ジャンルに触れることができます。
アニメ作品やテレビドラマよりもジャンルが多彩で、演技の引き出しを増やす際にも映画はオススメです。
外画吹替の仕事がしたい方であれば、海外の映画をみている経験がそのまま役に立ちますし、プロの吹替の演技を学べる機会にもなります。
とはいうものの、昨今では映画を観る習慣自体が「映画館に熱心に観に行く方」と「全く観ない方」にはっきりと二分されている印象を受けます。
外画志望の方なら、まず心配ないでしょうが、アニメ声優志望の方でも、声優を目指すなら映画は絶対に観た方が良いです。
今は家にいながら映画を楽しめる時代ですので、声優を目指す方はぜひ映画を観る習慣をもってみることをオススメします。
11.舞台演劇を観る習慣がある
舞台演劇を観る習慣がある方は演技の上達が早くなる傾向があります。
なぜなら、舞台演劇のノウハウが現在の声優業界にも浸透しているからです。
養成所や専門学校でも、舞台演劇の演技論を軸に声優のレッスンを指導する講師が大半です。
なので、舞台演劇を観た経験がある方は、講師が演技指導してくれたときに理解しやすくなります。
そもそも、なぜ舞台の演技論が声優業界に浸透しているかというと、初めは声優という職業が存在せず、舞台役者の方が兼業で吹替の仕事などをおこなっていたからです。
その世代から脈々と「声の演技のノウハウ」が受け継がれてきたので、当然のこととして舞台演劇の演技論が根幹に存在しているのです。
なので、舞台を観劇した経験がないと、講師の言っていることがイマイチ理解できないときがあります。
よく知らないことを人間はうまくできません。
「ライオンを見たことがない人にライオンの説明をする」のと、「ライオンを図鑑で見たことがある人に説明する」のでは後者のほうが教えやすいし、教えてもらう側も理解しやすいですよね。
演技を教えてもらうのに、その原型を知らないまま学んでいては効率が悪くなるのは当たり前です。
現在の各事務所の著名な講師陣は、舞台演劇を軸にレッスンする方がほとんどでしょう。
(世代がもうひとつ、ふたつ下がって、舞台経験のない声優が講師をする時代がくれば、業界内での指導の仕方が変わるかもしれませんが、かなり先のことでしょう)
なので、現時点で声優を目指している方は舞台演劇を観る機会をつくってみてください。
「演技って、こういうことか!」と気づくキッカケになるかもしれませんよ。
12.運動が好き(運動部・スポーツの習い事)
運動が好き・得意なことは声優になるうえで有利に働くでしょう。
声優は、声だけで演技を成立させます。
しかし、声を出すためには、口先だけでなく身体全体をつかう必要があります。
なので、身体を自在にコントロールできる運動神経の良さはとても重要です。
ほかにも、演技をするときには、思っている以上に体力を消費します。
収録が終わった後に、激しい運動をしたような疲労感に襲われることも少なくありません。
運動が好きな体育会系の方は、運動神経とスタミナが人並み以上にあるので声優に向いています。
13.読書が趣味
本を読む習慣はとても重要です。
- 小説を読んで、登場人物の感情や動きをイメージする能力を培う
- 演技のノウハウ本を読んで、演技のやり方を学ぶ
など、本にふれることでたくさんのメリットがあります。
しかし、最近では本を読まない方が増えています。
本を読む選択肢が「ある」と「ない」では絶対にあったほうが良いです。
それに、活字慣れすることも、声優やナレーターには必要な要素です。
普段から読書をする方は本を読むのが苦痛ではないでしょうから、声優に向いているといえます。
14.国語の授業が好き
台本のセリフやナレーションの原稿は、日本語の文章でつくられています。
声優自身が、文章の意味やニュアンスを理解できていないと、聞いている側にも絶対に伝えることはできません。
なので、声優には文章の読解力が必要不可欠です。
そのほかにも「言葉の意味」や「漢字」にも詳しい必要があります。
台本や原稿に分からない言葉があったときに、いちいち調べていては、時間がかかり過ぎてしまいます。
とくに「ボリュームがある台本・原稿」や「もらってすぐ読む場合」に対応することがむずかしくなってしまうでしょう。
国語の授業が好きだったり、国語のテストの成績が良い方は声優に向いているといえます。
15.毎日継続していることがある
声優を目指すには、毎日継続的に練習を続ける精神力が必要になります。
声優の練習はどれも結果がでるのが遅いし、定期的に続ける必要があるものが多いです。
なので、途中でサボりがちになってしまう方が続出します。
「毎日筋トレをしている」や「毎日30分は読書をしている」など、すでに毎日続けていることがある方は声優の勉強・練習でもサボらずに継続できる精神力の持ち主といえるでしょう。
16.物事を途中で投げ出さない
声優の勉強をしていると、壁にぶつかることが多々あります。
そのときに「声優に向いていない」とか「才能がないんだ」と負の感情に包まれることも多いです。
しかし、声優を目指した方はもれなく全員が壁にぶつかっています。
それぐらい当たり前のことなのです。
「壁にぶつかったということは次のステージに上がれるチャンスだな」ぐらいに思っておきましょう。
落ち込んで停滞してしまうことが、一番もったいないです。
物事を途中で投げ出さない方は、壁にぶつかっても諦めずに、すぐに平常運転に切り替えることができるので、短期間で上達しやすいです。
17.自己投資ができる
声優になるためには、いろいろとお金がかかります。
声優の勉強のために、専門学校や養成所に通ったり、ボイトレを習ったり、声優関連の書籍を買い漁ったりと上手くなるためには、とにかく自己投資をする必要があります。
「なるべくお金をかけずに声優の勉強がしたい」という考えは誰もが考えることでしょう。
しかし、ある程度は出費することを前提に考えていないと練習効率が著しく悪くなります。
自己投資の大切さをすでに理解している方は効率よくステップアップすることができます。
18.メンタルが強い
メンタルが強いことは、声優を目指すうえで重要です。
声優になる道はぶっちゃけ厳しいです。
目指した方が全員声優になれるわけではないので、選別のためにも養成所などのレッスンは厳しい内容になることが多くなります。
そんな厳しいレッスンに耐えられずに辞めていく方が多いのも事実です。
しかし、本気で声優になりたいなら、諦めずに続けることが大事だと思います。
上手くいかずに落ち込むこともありますが、落ち込んだ気分を引きずり続けるのはもったいないです。
心の切り替えが早い方ほど、上達も早くなります。
メンタルが強い方は辛抱強く、心の切り替えが早いので声優に向いているといえるでしょう。
19.目立つのが好き
目立つことが好きな方は声優に向いています。
なぜなら、他人に披露すること自体に楽しみを見出しているからです。
「たくさんの人にみてもらいたい」という気持ちは、やる気の原動力になります。
やる気が高いと、声優の練習にも熱が入りやすいです。
ほかにも、緊張などによって、人前でパフォーマンスが下がる心配がないのも声優に向いている理由のひとつといえるでしょう。
20.負けず嫌い
声優を目指すということは「競争社会で戦い続けること」を意味します。
声優になるためには他の声優志望との競争があり、声優になってからも仕事の取り合い競争を延々に続けていきます。
競争に敗れ、オーディションに落ちたときは当然ショックですが、ぶっちゃけ声優業界に身をおいていれば日常茶飯事のことです。
いちいち気を落としていては、いつまでたってもテンションが下がったままになってしまいます。
競争に敗れたときは、くやしさを「次こそは他の人に負けないぞ」と頑張るエネルギー源に変換しましょう。
負けず嫌いな性格の方は「次は勝つぞ」という気持ちが強いので、競争社会を生き抜くパワーをもっています。
21.涙もろい
演技には感情を表現することも当然含まれます。
しかし、普段から感情に乏しい方だと、役を演じても感情が乏しくなりがちです。
涙もろい方は「感動」や「悲しい」ことに対するセンサーが敏感だといえます。
声優自身のセンサーが敏感だと、演じる役でも感情豊かに表現することができます。
感情をオンからオフにするのは比較的かんたんでも、オフからオンにすることはかなりむずかしいです。
涙もろい方は普段から感情が揺れ動きやすく、感情表現の面で、声優に向いているといえます。
22.緊張しにくい
声優の仕事は緊張する場面が多いです。
そして、緊張が仕事に直接的に影響してしまう状況も多いです。
過度に緊張すると、演技のリズムが崩れたり、早口になってしまったりと思った通りの仕事ができなくなってしまいます。
なので、過度に緊張しないことは声優に必須な能力になります。
緊張しにくい方は過度な緊張に困る機会が少ないので声優に向いているといえるでしょう。
緊張と上手に付き合う方法は別記事でまとめていますので、興味のある方はご覧ください。
23.喋るペースがゆっくり
演技やナレーションをすると早口になってしまう方は多いです。
原因は緊張だったり、文章をあまり考えずに読み進めてしまうなどが挙げられます。
早口は初心者の方が陥りやすいので、練習を始めたての頃はしっかりとゆっくり喋ることを意識してみてください。
とくに普段から早口ぎみの方は、「ゆっくり」をかなり意識して発声しましょう。
普段から喋るペースがゆっくりな方は早口になりにくいので、声優に向いています。
24.話す相手ごとに喋りかたが変わる
家族と話すときや友達と話すとき、目上の方と話すときなどで喋りかたは変化すると思います。
これは同じあなた自身でも、
- 家族の一員としてのあなた
- 友人としてのあなた
- 後輩や部下の立場のあなた
という、あなたの側面を無意識に切り替えているからです。
つまり、あなたが「あなた自身」を演じているわけです。
この感覚は役を演じる感覚と似ています。
なので、演技上達のキッカケになりやすいです。
話す相手ごとに喋りかたがよく変わる方は、演技が上達しやすいといえます。
25.想像・妄想することが好き
セリフは文章に感情や状況を乗せて読むことで完成します。
なので、感情や状況をイメージする力が必要不可欠です。
イメージ力が高いほど、感情が細かく分析できますし、時間や場所・季節などの状況を多く設定することができます。
想像・妄想することが好きな方は普段からイメージ力を高める練習をおこなっているといえるので、演技力のある声優に向いているでしょう。
26.作品にツッコミをいれてしまう
演技が上手くなるコツのひとつに「作品から疑問を見つけて、その疑問を解消する」という方法があります。
演技をするうえで、疑問をなにも感じないというのは読解力がないといえますし、疑問を抱えたまま演技をするのもリアリティが生まれにくいからです。
たとえば、戦隊モノで卑怯な敵役を演じるときに「なぜこの敵はヒーローの変身中に突っ立ているんだ?狙うなら今じゃない?」と疑問に感じるか、感じないかで台本の読み込み度に差がでます。
当然、演技の方向性も変わってきます。
そして「戦隊モノのお約束だから」と疑問を解消せずに演技をすると、この敵役はマヌケなんじゃないかと感じる視聴者があらわれる演技になってしまうのです。
(それが良いのか悪いのかは現場次第ですが)
普段から作品をみて、ツッコミをいれてしまう方は疑問を見つける能力が高いといえます。
27.エネルギーにあふれるタイプ
エネルギーにあふれた元気な方は声優に向いています。
理由は、単純に声優志望の方でエネルギーにあふれるタイプが少ないからです。
周りと違う雰囲気というだけで、他の声優や声優志望者と差別化がはかれます。
それに太陽のようにエネルギーを周りに与えるタイプの方はどのような世界でも可愛がられるものです。
コミュニケーション力という観点でも、エネルギーにあふれるタイプは声優に向いているでしょう。
28.ズル休みしたことがない
声優の仕事は欠勤や遅刻が絶対に厳禁です。
プロの声優になってから仕事に穴をあけると確実に悪いうわさが流れます。
それは声優事務所の信用問題にも関わるので、所属声優には休みグセ・遅刻グセがないことが絶対条件になります。
なので、養成所などで欠席や遅刻を繰り返していると、間違いなく所属審査でマイナスに働くので注意しましょう。
病欠は仕方ありませんが、ズル休みは絶対にダメです。
ズル休みの経験がない方は、養成所でもズル休みや遅刻で心配することがないでしょうから、声優事務所からの評価が下がることがありません。
29.規則正しい生活をしている
声優は身体が資本です。
自分の健康状態を良い状態にキープすることも仕事のひとつです。
そのためには規則正しい生活が大切になります。
「昼夜逆転の生活が当たり前」や「食事の間隔が毎日バラバラ」なんて状況は改善しましょう。
規則正しい生活を心がけている方は声優になるための生活サイクルがすでにできているので、声優に向いています。
30.風邪などの病気にかかりにくい
風邪などの病気は声優の天敵です。
喉の調子が悪いと収録できずに、多くの方に迷惑をかけてしまいます。
マスクをしたり、風邪が流行っている時期は外出を控えるなどの風邪対策を一般の方以上にする必要があります。
ほかにも加湿器やのど飴など、日々のケアも重要です。
風邪対策を普段からおこなっている方や風邪にかかりにくい方は仕事に穴をあけにくく、声優に向いているといえるでしょう。
声優に向いている特徴に多く当てはまった方は伸びしろがたっぷり
「声優に向いている特徴」全30個の確認、お疲れ様でした。
(30個もあるせいで、結構な文字数だったと思います)
あなたはいくつの「声優に向いている特徴」に当てはまりましたか?
今回紹介した「声優に向いている特徴」に多く当てはまった方は、声優としての伸びしろがたくさんあると判断してよいでしょう。
仮に声優を目指し始めたばかりでも、1年、2年と継続して勉強することで、声優の才能が開花するかもしれません。
多く当てはまった方と言いましたが、10個以上当てはまっていれば多いに分類されると思います。
20個以上 | 非常に声優に向いている |
10個以上 | 声優に向いている |
10個未満 | 努力次第で挽回可能 |
10個未満の方でも、今日からチャレンジすることで増やせる項目も多くあるので、ぜひ頑張って身につけていただくと、後々有利になる場面が必ずあるでしょう。
声優のお仕事に興味のある方は日々チャレンジしてみてください!
「声優診断って面白そう」と思って、この記事を見てくださった方はここで読むのをやめていただいてかまいません。
ここからは少しシビアな話になります。
声優に向いている特徴を30個紹介しましたが、初めに言ったように、あくまで「朝の占い」程度に思っていてください。
といっても、ひとつずつ「なぜ声優に向いている特徴なのか?」と説明したので、ある程度の説得力はあったと思います。
しかし、極端な話、30個すべてに当てはまっていても、声優に絶対になれるわけではありません。
一番大切なのは、適切な指導ができる「演技の師」に出会うことです。
紹介した30個の内容は「声優として活動するうえで有利になる要素」や「演技力を上げる効率を上げてくれるもの」であって、演技の指導に直接的に関係するものではありません。
なので、せっかくの伸びしろがあっても、独学の勉強法だと、「明後日の方向に努力して、思ったような結果が出せない」ってことがよくあります。
それを避けるためにも、どこかのタイミングで演技を教えてくれる役者や講師に出会うことは不可欠です。
僕が、誰にでも平等に「演技の師」が得られる手段としてオススメするのは声優専門学校や声優養成所で学ぶということです。
声優になることを真剣に考えている方はぜひ検討してみてください。
あなたの才能を発揮するなら専門学校・養成所がオススメ
声優になるためには、声優専門学校や声優養成所で演技を学ぶことがオススメです。
上で述べたとおり、どこかのタイミングで「演技の師」を見つけることは必須と考えています。
その際に、専門学校や養成所で学ぶと、
- 質の高い講師から演技を学べる
→有名な現役声優、音響監督が講師を務めている
- 複数人の講師から演技を学べる
→演技の指導が「合うor合わない」といった相性の問題を解消しやすい
- 整った設備で声優の勉強を学べる
→現場に近い環境で学べるのは専門学校や養成所の特権
といったメリットが存在します。
ボイトレやワークショップなどで学ぶのも良いですが、教えてくださる講師の方が、声優やナレーターの現場経験がほぼないなんてことも少なくありません。
(地方であれば、その傾向がさらに顕著だと思います)
ぶっちゃけ、初心者の方が「ここのボイトレは良さそう」みたいに判断することはむずかしいです。
しかし、専門学校や養成所であれば、こういった判断をしなくても、基本的には声優経験のある講師が指導してくれるでしょう。
そして、専門学校や養成所をオススメする一番の理由として挙げるのが、
ということです。
近年、声優になった方のほとんどが専門学校か養成所を卒業しています。
これは、
が影響しています。
つまり、専門学校や養成所で学ぶと技術を学ぶという目的以外に、声優事務所に所属するチャンスを獲得することもできるのです。
このようなチャンスは専門学校や養成所でなければ、なかなか巡ってきません。
どこにも所属していないフリーの声優志望がいきなり声優事務所に所属することは、現実的には厳しいです。
声優オーディションや声優事務所のスカウトなんて話もありますが、業界全体でみても数パーセントにも満たない例です。
基本的には専門学校や養成所で実力をつけるのが、プロの声優になる近道だと考えています。
ちなみにボイトレやワークショップで学ぶことを推奨していないわけではありません。
ボイトレやワークショップでは事務所所属のチャンスが巡ってくる可能性が少ないというだけで、技術を学ぶ目的であれば専門学校や養成所と大差ないでしょう。
(先に述べたように、講師のレベルにムラがあることは考慮しなければいけませんが)
勉強にかけられる費用も際限なくとはいかないので、あくまで僕は専門学校や養成所の方が優先順位が高いと判断しているだけです。
あなたの現在の年齢や住んでいる地域などの状況で変わってきます。
声優に向いている特徴に多く当てはまった方が、伸びしろを活かせる環境を見つけられるように願っています。
別記事で自分に合った専門学校や養成所の選び方をまとめたものがあります。
興味がある方はぜひご覧ください。