声優の自己PRを簡単に完成させる書き方【趣味を特技にかえるだけ】

声優の自己PRを簡単に完成させる書き方【趣味を特技にかえるだけ】オーディション
こういった悩みを持つ方向け
  • 声優の自己PRって何?
  • 優れた自己PRを書くにはどうすればいいの?
  • 自己PRに書く自分の武器が見つからない

声優専門学校や声優養成所の入試やオーディションの際に必要になるのが自己PR。

書類提出のときに文章で求められたり、オーディションのときに口頭で伝えたりします。

とくに声優志望者の段階では自己PRを求められる機会も多く、重要度はかなり高め。

しかし「どんな内容が良いのか分からずに筆が進まない」と悩む人も多いと思います。

chikamichi
chikamichi

この記事を書いている声優のchikamichiと申します!

僕もはじめの頃は自己PRを考えるのが苦痛で仕方ありませんでした。

「これだ!」という正解が分からないのが一番しんどいんですよね……。

しかし、他の人の自己PRを聞いたり、自己PRをたくさん考えてきた中で簡単に自己PRをつくる方法を編み出すことに成功しました!

それは趣味を特技に進化させる方法

このやり方を習得してからはテンプレート通りにつくるだけなので、本当に短時間でつくれるようになりました。

そこでこの記事では「誰でも自己PRを簡単につくるための手順とコツ」を例を添えて、丁寧に解説していきます。

本記事で紹介する内容
  • 声優の自己PRは自分のアピールポイントを伝える
  • 自分のアピールポイントを伝える時にマイナスアピールはしない
  • 自己PRは他との差別化を図る内容にする
  • 売り込む内容が見つからない時は、趣味を特技に進化させる

この記事を読めば、審査員に好印象を与えられる自己PRが簡単につくれるようになります。

声優の自己PRは自分のアピールポイントを伝える

ノートと鉛筆

そもそも自己PRという言葉自体の意味は、

  • 就職活動で企業に採用されるために自分の良いところをアピールすること

を指します。

これを声優に当てはめると、

  • 専門学校や養成所などに入所するために声優志望者が自分の良いところをアピールする

ということになります。

要するに自己PRは自分の良いところをアピールする。

まずはこのことだけを念頭に置いておけばOKです。

自分のアピールポイントを伝える時にマイナスアピールはしない

マルとバツ

次に自分の良いところをアピールする文章の作りかたを紹介します。

そのコツは「プラスになる内容のみを盛り込んで、マイナスになる要素を排除する」です。

先に説明したように、自己PRは自分を高く評価してもらうためにするもの。

それなのに自分からマイナスな面を見せて、評価を下げていたら逆効果ですよね。

でも、実は結構な割合の人がマイナスアピールを気づかずにしています。

それがなぜかというと、次のような流れで自己PRをつくる人が多いからです。

良くない自己PRの例
  • 人見知りですが、演技するときは人が変わって物怖じしません。
  • 緊張しやすいですが、本番に強いので失敗しません。
  • 運動は苦手ですが、勉強が得意なので頭の回転は誰よりも早いです。

このようなAは苦手ですが、Bは得意ですといった自己PRをつくる人がめちゃくちゃ多いです。

Bが得意だということをアピールしたいんでしょうが、その前振りで弱点をさらしてしまっています。

こういった場合にはAには触れずに「Bが得意」だけを伝えればよいです。

とはいえ、自己PRをつくるときには誰だって「自分の長所」だけを考えているはず。

わざわざ「Aが苦手も伝えなきゃ」と考えている人はいないでしょう。

ではなぜ自己PRでマイナスアピールをしてしまうかというと、作成途中で知らぬ間に「Aが苦手」と盛り込んでしまうからです。

それがどのタイミングかというと、

  • 自己PRの内容を「箇条書き」から「文章」にするとき

このタイミングで「Aが苦手」というマイナスの情報が意図せずに追加されやすいです。

箇条書き「Bが得意」

「Bが得意」を軸に文章を構成

「私はBが得意です」←さらに肉付け

「私は○○でBが得意です」←さらに肉付け

「私はAが苦手ですが○○でBが得意です」

話を膨らませるうちにマイナスアピールが追加される

はじめに「Bが得意」というアピールポイントを考えても、文章を作っている間に知らずにマイナスアピールを足してしまうことがよくあります。

これを防ぐためにも自己PRが完成したら、マイナスアピールが入っていないかのチェックを必ずおこなうようにしましょう。

なぜマイナスアピールを見逃してしまうのか?

マイナスアピールを気付かずに入れてしまう理由を説明しましたが、つくった後にマイナスアピールが入っていることに気付く瞬間があるのでは?と疑問に感じませんでしたか?

文章を完成させた後にも内容のチェックは何度もするでしょうし、口頭で伝える場合には暗記する作業もあります。

それらのタイミングで「あれ?言わなくていい内容が含まれてないか?」と気づいてもいいように思いますが、実際に気づく人はまれです。

なぜなら、多くの人が自己PR」と「自己紹介」を混同しているから。

どういうことかというと、自己紹介ではマイナスアピール(弱点)をさらすことが有効な場合があるからです。

そもそも自己紹介は「自分がどういった存在か」を知ってもらうためにします。

その際にマイナスアピール(弱点)をさらすことで相手の警戒を解き、距離を縮めるというテクニックがあります。

たとえば、次のようなものです。

  • 「強面ですが、中身は人見知りでシャイなので怖がらずに仲良くしてください」

この場合、人見知りで「人付き合いの能力が低いと自分から公言することで、強面で近寄りがたいイメージを払拭させることができます(ギャップを見せる)。

そうすることで距離が縮んで、良好な関係を築きやすくなります。

人間は他者の秘めておきたいことを教えてもらうことで、他者と親密になったと錯覚する生き物です。

なので、わざとマイナスアピールをさらすことがテクニックとして成立します。

しかし、これは自己紹介では有効な手段ですが、自己PRではオススメできません

なぜなら、さらした弱点がそのまま不合格の原因になってしまうから。

というのも、オーディションの審査の大半は減点方式だからです。

減点方式とは、悪い点や失敗などの要素に応じて点数を差し引いていく審査方式(スタートが100点満点だとすると、100→90→70→60のように点数が下がっていく。ミスがないと100点のまま)。

なぜオーディション審査で減点方式が多いかというと、参加人数が多いと加点方式よりも減点方式のほうが審査がしやすいなどが理由です。

他にも、日本人は加点方式よりも減点方式の考え方をする国民性だともいわれています。

なので、オーディションなどでは良い点をみせることも大事ですが、悪い点を隠すこともそれ以上に重要になってくるのです。

それなのに自分から弱点をさらす行動をとるのは致命傷になりえます。

その結果、自己PR全体の評価がマイナスで終わるなんてこともない話ではありません。

「人見知りや緊張しやすいくらいなら別にいいか」と考えるのではなく、徹底的に審査側が減点対象にする可能性があるものは削っていくべきです。

自己PRの内容は初めから最後まで自分を良くアピールし続けられるものにしましょう。

自己PRでも弱点をさらすことが効果的に働くのでは?

「自己PRでも自分の弱点をさらすことで、審査側との距離を縮められるかも」と考える人もいるかもしれませんが、基本的にはオススメしません。

リスクを背負ってまで、やる価値のある方法だとは思わないからです。

それに自己PRには文の長さに制限があります。

文章で書くなら少ない文字数、口頭なら少ない時間しかない中で、わざわざ自分を下げる内容を盛り込むのは無駄です。

それならば、自分を上げる内容を盛り込んだほうが絶対に良いです。

自己PRはマイナスイメージになるものを徹底的に排除することを意識して作成しましょう。

自己PRは他との差別化を図る内容にする

色鉛筆

自己PRは、いわば「自分自身で自分を売り込むセールストーク」です。

自分という商品を売るためには競合商品(他のオーディション参加者)との差別化を図ることが効果的になります。

その簡単な方法が他と差別化できる「あなたの魅力・特技」を探すことです。

その際に「競争相手が少ないジャンル」から探すことでより効果的なアピールをすることができます。

逆にいえば、競争相手が多いジャンルは激戦区となって差別化を図るのがむずかしくなりがちです。

そんな激戦区になりやすい二大ジャンルを先に説明していきます。

激戦ジャンル①「サブカルチャー関連」

アニメや漫画、ゲームなどのサブカルチャーに関する自己PRはあまりオススメしません。

その理由は、声優関連のオーディションは前提として声優や声優志望者が参加するものだからです。

そして質問ですが、声優や声優志望者とはどういった人物でしょうか?

差別化を図るためにも、まずはあなたの競合相手(声優を目指す人)について考えてみましょう。

声優を目指す人に多い特徴
  • アニメを見て、声優を志した
  • 漫画をよく読んでいる
  • ゲームが趣味でよくプレイしている

このように声優を目指す人はアニメ、漫画などのサブカルチャーが好きな人が多いです。

現在ではこれらをキッカケに声優という仕事に興味を持った人がほとんどではないでしょうか。

何を隠そう僕も「アニメを観ることが好き」を入り口に声優に興味を持ちました。

そして、僕の周りの声優仲間も総じてサブカル好きばかり。

つまり、声優や声優志望者にはサブカル好きが多いというわけです(声優志望者の中からプロ声優が輩出されるので、プロ声優にもサブカル好きが多いというのは当然の話)。

このような状況なので、声優業界では自己PRにサブカル関連の話をする人が多いです。

そんな中で仮に「年間何十本もアニメを見て、声優の勉強をしています」といった自己PRをしたとしても、声優のオーディションだと武器にはなりません。

なぜなら、年間何十本もアニメを見ている受験者はたくさんいるからです。

そして、そのことを自己PRに使う人もたくさんいます。

そうすると、他の受験者と内容が被ってしまい、審査側の印象に残りづらくなります。

審査員に効果的に売り込むには他者とは違った印象または他者を圧倒する印象を与えなければいけません。

そのためにも他の人と被りそうな内容は避けるのが無難です。

声優オーディションではサブカルチャーがその最たる例となります。

激戦ジャンル②「歌唱とダンス」

もう一つのオススメしないジャンルが歌唱ダンスです。

今、声優に求められるスキルとして歌とダンスは必須だと言われています。

養成所や専門学校でも、レッスン内容に組み込んでいるところが多いです。

なので、歌やダンスが得意なら大きなアピールポイントになります。

しかし、一つ注意してほしいことがあります。

それは歌とダンスの重要度が高いあまりに、自己PRの内容を歌やダンスにする人がめちゃくちゃいるということです。

つまり、同じ内容のアピールをするライバルがたくさんいるということですし、審査側としても「また歌唱の自己PRか……」と関心度が低くなってしまいます。

さらに、ライバルが多いということは内容のハードルも高くなります

歌が上手いからと自己PRに取り入れても、「さっきの人のほうが上手だったな」と思われてしまうとせっかくのアピールが無駄になってしまいます。

自己PRで歌やダンスをする際は、ライバルが多いことを意識しておいてください。

「サブカルチャー」「歌」「ダンス」は避けるべきなのか……?

「サブカルの話や歌・ダンスの自己PRは絶対にしないほうが良いのか?」と言われるとそうではありません。

それが武器になるなら自己PRに使いましょう。

たとえば「ゲームの世界大会で優勝した」「歌がプロレベルの実力」なら、ぜひ使うべきです。

このレベルなら他の受験者と十分に差別化が図れていると思います。

しかし、自己PRでアピールするものが無いからと安易にサブカル、歌唱などに手を出すのは本当にオススメしません。

審査側に良い印象を与えるのはかなりむずかしいです。

売り込む内容が見つからない時は「趣味を特技に進化させる」

人類の進化

どうしてもアピールポイントが見つからない時は、あなたの「趣味」を「特技」にしましょう。

なぜなら「趣味」を「特技」にするのは簡単だからです。

まずは「趣味」と「特技」の違いを説明します。

  • 趣味 → あなたの好きなこと
    例) 野球が好きです。
  • 特技 → あなたの得意なこと
    例) 野球が得意です。

比べると分かりますが、趣味より特技のほうがアピールポイントとして効果的ですよね。

では、趣味から特技にレベルアップするにはどうすればよいでしょうか?

答えは「好きです」の部分を「得意です」に変えるだけです。

例として、趣味が「野球」の場合で考えていきます。

①趣味から特技にかえる

趣味から特技にかえる

野球が好きです。⇒野球が得意です。

簡単ですよね。次に特技だと証明する根拠を付け加えます。

「でも、もともとが趣味レベルだから根拠になるような実績が無いよ」という人は安心してください。

実績は些細な内容でも大丈夫です。

文章で盛っていきましょう(笑)

②根拠となる実績をプラスする

根拠となる実績をプラスする

野球が得意です。⇒野球を10年以上やっていて得意です。

実績でオススメなのが「年数」や「経験」です。

年数や経験を足すだけで、内容に深みを持たせることができます。

あなたの趣味についてのことなので、ある程度の年数や経験はあるはずです。

最後にその特技から培われた能力を書いてみます。

③特技から培われた能力をプラスする

特技から培われた能力をプラスする

野球を10年以上やっていて得意です。そのおかげか体力は人並み以上にありますし、運動神経も良いです。

野球をやっていて、運動面に自信がある人物像ができあがりました。

声優は体育会系な一面もあるので、運動能力が高いのは良い評価につながると思います。

では、本当にこの例の人物は体力が人並み以上で運動神経が良いんでしょうか?

それは本人以外には判断できません。

なぜなら、オーディション会場で運動神経が良いことを判断する方法がないからです。

しかし「野球を10年も続けているなら体育会系だろうし運動神経も良いんだろうな」と自然に想像できますよね。

裏技みたいな手ですが、これはかなり自己PRで使える手だと思っています。

実際の事実は「野球を10年続けた」だけでも、伝え方を工夫することであなたを何倍にも大きな人物にしてくれます。

そもそも特技と趣味の境目なんて、他人から簡単に判断できませんし。

あなたが特技だと思えば、それは特技なのです。

自信をもって、趣味を特技に変えちゃいましょう

最後にあなたの考えた特技が声優に必要なスキルと遠い場合は、審査側にその特技が声優の仕事にどう役立つのかを紐づけしてあげましょう。

④声優の能力と直結させる

声優の能力と直結させる

野球を10年以上やっていて得意です。そのおかげか体力は人並み以上にありますし、運動神経も良いです。この能力を使って、アニメなどの動きのあるシーンの演技も役と自分をシンクロさせて上手く合わせることができます。

これで完成です。

説得力のある自己PRになったんではないでしょうか。

もし尺が余るなら、この内容に「スポーツ全般が得意です」などと内容をつけ足すか、別の趣味を特技に変えて、特技を二つにするなどしましょう。

まとめ

山と喜ぶ男性

自己PRを簡単に完成させる書き方について解説しました。

趣味を特技に変えることで自己PR作りは劇的に簡単になります。

自己PRで言うことがないと困っている人も、自分の趣味がアピールポイントになることに気づいていないだけです。

自己PR作りに困ったときは、ぜひこの記事を見ながらつくってみてください。

関連記事としてオーディション対策についての記事も用意しています。

よければそちらも参考にしてみてください。

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